無垢材とは「木」そのものを、そのまま使用した自然素材のことを言います。「合成板」は表面のみを別の木で見立てており、中はベニア板などで作られています。それにより、傷などがついた際、無垢材は傷が目立ちませんが、合成板は中の素材が見えてしまう為、多少目立つことになります。
左記の通り、合成板は板と板をくっつけた素材です。ノリなどを使用するため素材そのものに負荷がかかり、耐久面でどうしても無垢材に劣る部分が出てしまいます。無垢材はそういった薬品を使用していないため、家にとって健康的な素材といえます。
ヒノキ材は仕上がると、美しい光沢とともに、やさしい雰囲気を持っています。また、特有の芳香があり、ヒノキ風呂、ヒノキ酒器などヒノキの香りは多くの人々に好まれています。また、気分を落ち着かせる効果があったり、抗菌物質も多く含まれています。
地域などによって色や材質に差があり、三河杉、秋田杉、吉野杉、屋久杉などの名称で流通しているものもあります。心材と辺材の色の差が明らかで、辺材は白色、心材は桃色から濃い赤、ときには黒いものまであります。
天然のツガの成長は一般にゆっくりしているため、年輪の幅が狭く、製材品の材面は、いわゆる糸柾になっています。ツガの木材をカンナで削ると、材面に白い粉がみえることがあり、これがフロコソイドという有機物質であることがわかりました。
マツの用途としては材は建築材(梁、梁丸太、桁、内法、縁甲板、床板など)、建具材、橋梁、杭、木造船、木箱、経木等があり、幅広く利用されています。
木目の美しさに加え、1本の木でも心材と辺材では明確に色味が分かれているのも、この木の大きな特徴。優しい雰囲気の中にも、凛とした表情を持つ家具に仕上げることができます。
トチは内装材として床柱、落掛などに使われ、家具類の抽斗(ひきだし)の側板にも使用されます。
ケヤキと似た仕上がりを得る事がで、木目が力強い事から和家具などに使用されます。
虫を寄せ付けないという特性から、家具材として古くから利用されています。
ヤクスギは主に家具、建具、天井板、化粧単板、小物などに使用されます。
床柱、仏壇、フローリング、家具の天板、カウンター材など、主に内装、家具などに利用されます。
竹は強度が強く、弾力性があるので、衝撃吸収能力にも優れています。
テーブルやカウンターの天板として利用。漆を使うと木目がはっきりとし、美しい仕上がりになります。
高級感のある色と木目を持つ材なので、家具材や彫刻、化粧単板として重宝されています。
材質が硬く、見た目も美しいので家具材としても利用され、質の良い家具を作る事ができます。
見た目が美しいので家具材や靴ベラなどの小物類、内装材の化粧単板としても使用されます。
色は淡い赤系で花梨の代替えとして有名。また、非常に硬くて傷がつきにくいのが特徴です。
傷が目立ちにくく、食品などの汚れが落としやすいためシミになりにくいという特徴があります。